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2011年8月1日月曜日

WHS2011、WindowsPhone7で変われるか

WindowsHomeServer2011という家庭用サーバーが販売されているが、どんなものかとインストールしてみた。バックアップやリモートアクセス機能の強化、DLNA 1.5やWindows 7のHomeGroupをサポートされていて、既存のWindows環境とは非常に親和性が高い。少し触ってわかることはダッシュボード以外はWindowsServer2008R2とほとんど変わらないということ。ダッシュボードは非常にわかりやすい印象を受けたが、それ以外はあまり進歩が感じられない。正直、あまりPCに詳しくないホームユーザーには難しいのではないかと感じた。

WHS2011導入のネックになるのはアンチウィルスソフトがない点だ。市販されているほとんどのアンチウィルスソフトからサポートされていないため、不安に思うユーザーも多いはずだ。個人向けにはフリーで有名なavastなども対応しておらず、一年いくらで販売されているようだ。あとソフトウェアによってはインストール時にOSのバージョンでエラーになるケースもあるらしい。これも痛い。個人的に本格的に導入したいのだが、セキュリティ面で怖いと感じて導入に踏みきれずにいる。

今後普及の要になるのがWindowsPhone7との連携だと思っている。Windows Server Solutions Phone Connectorが正式にリリースされており、WindowsPhone7から自宅のHomeServerにアクセスできるようになるのは大きな利点だ。ただ、これもセキュリティ面で本当に大丈夫なのかどうか、あまり触れられていないのが怖いところ。使うとしてもかなり限定的な使い方になるだろう。

また、これに合わせてなのか不明だが、WHS2011の価格を大幅に下げるような話が出ている。今までメーカー製品として購入する場合は、AcerやHPなどを選択するしかなかった。価格も下がり、今後バンドルされたPCが多数出てくると良いのだが。