7日午後4時10分ごろ、東京都内にある西武池袋線の変電所2カ所が落雷の影響で停電し、同線は池袋―所沢で6時間近くにわたって運転を見合わせた。西武鉄道によると、16万3千人に影響があった。 西武鉄道によると、保谷駅(東京都西東京市)にある電気設備に落雷があり、この影響で練馬高野台駅(同練馬区)と東久留米駅(同東久留米市)近くの変電所から送電がストップ。練馬高野台―清瀬を走っていた6本が動けなくなった。このうち3本で乗客が車内に取り残され、午後8時35分までに全員が同社社員の誘導で電車を降り、歩いて近くの駅へ向かった。同社は、送電が止まった原因を調べている。すごい出来事でした。こんなに長期的に運行できなくなったのは、3・11以来ではないでしょうか。ただの落雷がここまでの被害をもたらす。私たちは大自然の力を見くびっていたのかもしれません。今年は大自然の脅威を目の当たりにし、信仰していた科学が絶対的なものではなかったことを痛感させられた一年でした。