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2011年8月10日水曜日

アラスカのオレンジ色の物質、正体は『卵』

米アラスカ州北西部の海岸に正体不明のオレンジ色の物質が大量に漂着して住民が不安を募らせていたが、米海洋大気局(NOAA)は8日、この物質が甲殻類とみられる無脊椎動物の卵だったことが分かったと発表した。謎の物質は3日ごろから同州キバリナの海岸にかたまりとなって漂着し始め、湖の表面もこの物質に覆われた。正体が不明だったことから、連絡を受けた環境保護当局が調査に乗り出していた。NOAAによれば、物質を顕微鏡で調べたところ、すぐに「生物」であることが判明した。小さな甲殻類の卵または胚とみられ、直径は10~100ミクロンと、ニシンの卵の10分の1程度。中心部にある脂質のためオレンジ色に見えるが、「これは自然現象であり、化学物質による汚染ではない」と強調している。
奇妙なオレンジ色の物質が大量に漂着していた問題は、とりあえず卵であることがわかったようです。ただ、科学者もその卵が何の卵であるか分からないため、有毒性を断言できず、首をかしげているようです。なぜ住民は見たことがなかったのか。調査は続けられるようなので、続報を待ちたいと思います。