cnet.japan曰く。Microsoftが、世界中の膨大な数のノートPCや携帯電話などのWi-Fi対応端末の位置を収集し、競合他社が実施しているプライバシー保護措置を講じることなくウェブからアクセスできるようにしていたことが、米CNETの調査で明らかになった。Microsoftは、「Windows Phone 7」搭載端末からのクラウドソーシングによるデータ収集と、公道からアクセス可能なWi-Fi信号を記録する「Street View」のものに似た車両による同社が呼ぶところの「マネージド・ドライビング」によってデータベースを構築した。「端末の現在地に基づく検索結果、天気、映画上映時間、地図、および経路」を提供するために情報を収集していたとしている。Microsoftはこの問題に対し、「Microsoftは、ロケーションベースの各種サービスを提供するために、ユーザーの端末と車両の運行の両方によって、一般公開されている携帯基地局IDと、Wi-FiアクセスポイントのMACアドレスを収集している。ユーザーが自分のスマートフォンや携帯端末をWi-Fiアクセスポイントとして使用する場合は、そのMACアドレスもわれわれのサービスの範囲に含まれる可能性がある。しかし、携帯端末は通常、ある場所から別の場所へと移動するため、位置を特定する手段としては役に立たない。われわれは端末の位置が固定ではないと判断した時点で、それをわれわれのアクティブなMACアドレスのリストから削除する」と回答している。
GoogleのAndroid端末でも問題になりましたが、こうした問題はMicrosoftにも存在しているようです。可及的速やかに情報保護に徹してほしいと思います。