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2011年7月15日金曜日

Apple Storeはプロバイダに喧嘩をふっかけた

 Apple Storeは事実上、プロバイダを敵にしてしまった。先日、Apple Storeの価格体系が変更されたことにより、消費者側は喜んだだろうが、プロバイダはこのAppleの対応に批判的だ。提供中の価格を25%も下げられてしまったらたまったものではない。Apple側は円高を理由に述べるだろうが、まったく何のアナウンスもなしに変更を行ったことに批判的な視線を向けているプロバイダが多い。開発者はこぞってApp StoreからGoogleのAndroid向けのアプリ開発に傾くだろう。

アップルリスク、此処に極まれり
最近のAppleを見ているとiBookG3を販売していた2002年くらいを思い出さずにはいられない。あの当時もPowerPCやOS9、iPodに固執し、市場に大して傲慢な態度を取り続けていたように思う。この姿勢は変わっていないのだ。いや、むしろApple Storeの成功により、さらにこの態度が硬化したように思う。このような姿を見ていると、一時的に成功を収めているかもしれないが、今後の成長が見込める企業とは正直思えない。