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2011年7月9日土曜日

GPUの性能向上により、WPA/WPA2も危険域に

 NVIDIA CUDAなどGPUは様々な形で進化を遂げており、そのスピードは他に類を見ないものになってきています。WPA/WPA2のパスワードをクラックするのに、以前は約28年かかるから安全と言われてきましたが、もはや過去のこと。現在はGPUやCloudを利用した高性能マシンのレンタルにより、2週間程度でハック可能な状況になっています。量子コンピュータの登場までは安全と思っていたのですが、技術革新は本当にものすごいスピードで進んでいることを実感できます。
ANY接続がONの家はたくさんありますし、パスワードもそれほど考えていないとしたら、攻撃を受ける可能性は格段に上がるでしょう。前回無線LANを購入し、設定する際もパスワード強度とANY接続の不許可、MACアドレスによるフィルタリングなど、様々な技術を駆使して設定を行いました。正直ブラウザベースで設定すると時間のかかる作業ですし、何をすれば安全なのかが分かりにくいというのが実情です。各会社ともに簡単にアクセスできるように様々な仕組みが用意されていますが、こと安全な運用ということになると、対応が遅いのではないかと思っています。ぜひ安全面への配慮をもう少し強化してくれないかなと思っています。