今年5月に自殺者が急増したのは、女性タレントの自殺の影響だった――。清水康之内閣府参与(NPO自殺対策支援センター・ライフリンク代表)が4日、内閣府の自殺対策会議でそう報告した。減少傾向にあった月別自殺者数が5月、前年比19.7%増と急伸したため、当時の担当大臣だった蓮舫氏が東日本大震災との関連を含めて内閣府に分析を指示していた。こんなことが国家の上層で語られるようになってしまうことが非常に残念でなりません。いったいどのような調査を行った結果なのか、具体的な調査報告書を読んでみたいものです。中学生が調査を行ったとしてもこのような結果に結びつけることは難しいと個人的に思っています。自殺論を書いたデュルケームが草葉の陰で泣いていることでしょう。