農水省の総合食料局は2011年4月、「米をめぐる状況について」という報告を出している。これによると、被災地では、地震・津波被害により9万トン、作付制限により5万トン程度の生産が減少し、合わせて14万トンの収穫減と推定されている。
今年度のコメ供給量は、民間在庫189万トン(2010年6月末時点)と2010年産のコメ生産量824万トンの合計1013万トン。凶作や天災に備えて政府がコメを買い上げる備蓄米も92万トンある。今年度のコメ需要は811万トンと見積もられており、十分な供給量を確保できるという。とりあえず大丈夫そうですが、長期的な米不足に陥る可能性も指摘されています。転売目的の買いだめが発生して、予期しない米不足にならなければよいのですが。