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2011年7月2日土曜日

ラスコー洞窟壁画から見る観光の影響

 世界的な文化財として有名なラスコー洞窟の壁画ですが、観光によって多くの被害を受けた。現在、観光客は洞窟から200メートル離れたセンターにあるレプリカしか見ることができない。ラスコー洞窟の内部に人間がいる時間は合計で年間800時間に制限され、その中で専門家だけが修復や学術調査を行っている。
日本でもキトラ古墳のように発掘後にカビが発生し、破損に拍車をかけてしまった事例は数知れない。人間の「見たい」という欲求が破壊を進めてしまった事例のひとつである。