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2011年6月19日日曜日

Fukushimaの恐怖、広がる海外不安

 海外では未曽有の被害を被った福島第一原子力発電所の事故を受けて、多くの影響が出始めている。昨日フランスで静岡県茶葉からセシウムが大量に検出され、事態はさらに深刻化している。ドイツでは日本人によるOperaコンサートツアーから放射能汚染の可能性を忌避してボイコットするような事態に発展している。そもそも音楽家たちが恐れているため、ツアー自体を行うことができなくなるのではないかという不安が広がっている。先週水曜日に続けることを発表しているが、今なお何人かの音楽家たちから抵抗感が示され、継続的に話し合いをもっているようだ。
日本は外からの食品に対する意識が強い割にいざ自分たちの製品に放射能汚染が検出されても安全であると称して海外に輸出してしまった。この点から日本政府の対応の悪さがはっきりと理解できる。せめて海外には安心して提供する意識を持つべきだった。また、こうした対応の悪さが、食料品のみならず、その他の日本製品への警戒感を強めていると言ってよいだろう。製品のみならず、日本人そのものへの意識が悪くなり、海外で活躍する機会をどんどん失いつつある。今後、この国はどうなっていくのか不安でならない。