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2011年6月18日土曜日

フランスで多量の放射性セシウム検出、静岡産茶葉から

 フランス政府は17日、パリ郊外シャルル・ドゴール空港での検疫で、輸入された静岡県産の茶葉から、規制値を超える1キロ・グラム当たり1038ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
静岡県は、6月7、9日に放射能検査を実施し、日本の基準値である1キログラムあたり500ベクレルを下回り安全であることをアピールしていた。
今回のフランスの報道は海外のみならず、東日本に生活している多くの人々に影響を与えるものである。静岡県の検査に誤りがあるのか、それともフランス政府の検査結果に誤りがあるのか。静岡でこれだけのセシウムが検出されたとすれば、埼玉県狭山市の狭山茶などは、1000ベクレル以上含んでいることが多分に推測される。何れにせよ、静岡のみならず東日本の食品輸出の風評被害は避けられそうもない。日本政府にはしっかりと事態を認識し、事実調査を行ってほしい。国民、ひいては輸出先の人々にとっても安心して食べていただけるものなのかどうかをしっかりと事実関係を報告してほしい。