Office365は中小企業をターゲットにしたクラウド型Office製品です。クラウド型のアプリケーションのため、使用するユーザーはどのクライアントPCからでもアクセスすることが可能です。わかりやすいサービスで言えば、MicrosoftのHotmailやGoogleのGmailの拡張版だと思っていただければ良いと思います。試用版があるため、試用版(30日間)を導入し、やりたいことが実現可能かどうかを確認することができます。
SharePointのページからはWebページも参照できるため、もしかするとWebサーバーとしても利用することが可能なのかもしれません。簡単な会社紹介ページなどがデフォルトで用意されています。公開設定などできれば、静的なページであればこのくらいのツールで問題ないかもしれません。
価格について(1 ユーザー ライセンスあたり月額 )
- Office365 : \600
- Office Professional Plus : ¥1,790
Office365導入時に提供される機能の一覧
- Exchange Online による電子メール、予定表、連絡先、個人用アーカイブ、および 25 MB のファイルを添付できる 25 GB メールボックス記憶域
- Office Web Apps による、Word、Excel、PowerPoint、および OneNote 用のオンラインでのドキュメント表示機能と基本的な編集機能
- Office Web Apps によるモバイル デバイスからファイルへの簡単アクセスと表示
- Office Web Apps による Office のデスクトップ バージョンと Web バージョンでの共通のファイル フォーマット
- SharePoint Online による、ドキュメントと情報を共有するサイト
- SharePoint Online による、本格的な外観の公開用 Web サイトの簡単設計とメンテナンス
- Lync Online によるインスタント メッセージング、プレゼンス、オンライン ミーティング、および PC 間の音声/ビデオ通話
- Lync Online による、同僚やパートナーとのデスクトップ共有
- Microsoft Forefront Online Protection for Exchange による高性能のウイルス対策機能と迷惑メール対策機能
Wordなどはどうやって使うのか?
SharePoint(チームサイト)からファイルを追加し、そのファイルを編集します。正直かなり分かりにくい印象を受けます。クライアントではWordを開いて編集、保存しますが、先にファイル名を決めなければならないなどクライアントとは使い勝手が異なってくることに注意が必要です。
速度はどうか?
クラウド環境のため、クライアントと比べてかなり遅いのが気になります。クリップアートなどの追加もどこか別のサーバーから追加するのか、非常に遅く追加されるまで時間がかかります。保存にも数秒かかるため、バリバリ使うユーザーにとってはOffice365では厳しいかもしれません。
Outlookの代替としては申し分なし
OutlookやSharePointを自社サーバーでなく、クラウドにすることは効率的だと思います。Outlookなどの代替以外として使うのであれば、全く問題ないように思われます。今後ユーザー側で移行する必要もありませんし、ユーザー管理も簡単に行えるため、利便性は高いように感じています。