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2011年3月30日水曜日

AmazonがGoogle、Appleの先をゆく音楽ロッカーサービスを提供

米国時間3月28日AmazonがGoogle、Appleに先駆けて「音楽ロッカーサービス」を開始した。この日、Amazonは二つのサービスを立ち上げた。

"Amazon Cloud Drive"
これはCloud上のストレージで、利用者は好きなファイルをインターネットに接続できる環境であればどこからでもアクセスすることができる。5GBまでならば無料だ。

"Amazon Cloud Player"
その名前の通り、インターネット越しに音楽を再生する機能を提供する。Webか、Android端末からアクセスすることが可能なようだ。iOS用のソフトの提供予定は未定。
Web用のCloud Playerが使えるのはIE8、Firefox3.5、Chrome、Safariとなっており、Operaはサポートされない。Flashベースではないようだ。
当面、アメリカにてサービスを開始しており、日本での公開はまだアナウンスされていない。
(TechCrunch)



ここからは個人的な感想になるが、こういったCloud PlayerをWebで提供する理由がよくわからない。個人的にはiTunesのライブラリをそのままCloud上に保存してくれて、iTunesでいつでも再生可能なものを望んでいるように思う。音楽を聞くためにブラウザを立ち上げるというのは、いささかナンセンスなように思う。またUIや操作性の面でも専用のソフトであったほうが利便性が高いように思う。
日本でのサービスは、ぜひやってもらいたい。どのようなものであるにせよ、こうした試みがどのように大衆に受け入れられるのか、はたまた失敗するのか。非常に興味深い点だ。もう一点興味深いのは、このサービスは法律上の論争を巻き起こすのではないかということだ。Cloud上に配置すること=公衆送信権侵害にあたるのではないだろうか。何れにせよ、初めてみなければ分からない問題も多い。日本での公開を楽しみにしていたい。