IEEEの標準化団体(IEEE-SA)が、次世代モバイルブロードバンド規格 802.16m の承認を発表した。802.16m は WiMAX 2 のベースとなる新規格で、現行 WiMAX との後方互換性を保ちつつ、下り300Mbps 超・上り100Mbps超の高速通信や低レイテンシ、高速移動中のさらに改善されたハンドオーバーを可能にする夢の技術。
高速データ通信は現在、NTTドコモの「Xi」(一部の屋内施設で下り最大75Mbps)、イー・モバイルの「EMOBILE G4」(下り最大42Mbps)が開始されており、競争は激化していく一方だ。如何にしてWiMAXがイニシアチブを獲得するか、注目されていた。
今回の承認は、さらなる躍進を目指している WiMAX が突き進むための道を切り開くものとなるだろう。UQ WiMAX は、2012年から WiMAX 2 の商用サービスを開始する予定にしている。