VSSはファイルのロックやドキュメントのバージョン管理を実行できるため、それほど機能は多くないが必要十分な機能を持っていた。Subversionの方が似た機能をもっているようなので、そちらにすべきかもと思ったのですが、Gitは近年シェアを伸ばしているため、試験的に導入してみることにしました。インストール手順まではたくさん資料がありましたが、基本的な機能については基本的すぎるせいか説明してくれているサイトは少ないようです。
以下、メモ的に。
- Git(ギット)と読むらしい。
- サーバーとローカルの二種類のリポジトリを作成できる。
- リモートサーバーからコピーを作る際にはgit cloneを実行する
- ローカルリポジトリを作成する場合(git init)
- 基本的にファイル追加はAdd
- Add状態だと登録されないのでCommitする
- ファイルのRenameなどもできる。
- リモートサーバーに登録するのはPush
- リモートサーバーから取得するのはPull
- リモートサーバーとの接続はSSHを使用するのが通常だがIIS+ASP.NETでもリモートサーバーを作成可能(GitAspx)
導入してみて、結論としてはSubversionを使うことになりそうです。IIS単体で使うことが難しそうなので仕方なくVisualSVNにて作成することが簡単そうです。
Gitはローカルにリポジトリを持つ時点でファイルが分散されてしまう時点で管理ではないように思うからです。どういう人向けの環境なのかよく分からなかったというのが正直なところです。Gitのもつ素晴らしい機能は分かるのですが、企業で大人数で作業する場合には、これほど向かない製品もないのではないかと思います。
GitでMacとWindowsを共存させようとすると、どうしてもファイル名が文字化けしてしまったりと使っていて不便に感じることが多くありました。
今回VisualSVNにて共有したところ、ファイル名が文字化けすることなく便利に感じています。今後Gitになっていくかもしれませんが、現在のところ日本語環境を含んだ場合、Subversionを使うべきなのではないかと思います。