今年もWWDCの時期がやってきました。すでに新しい情報がアップルのサイトにも掲載されています。WWDCのイベントの詳細はEngadgetさんなどでレポートがあがっています。
- 過去最大のアップデートを遂げるiOS 10
- アプリ高速化を謳ったwatchOS 3
- OS Xから改名したmacOS Sierra
- Siriとシングルサインオンを実現したtvOS
OS XはmacOSに名称を変更し、よりiOS、AppleWatchとの連携が強化されるようです。
2009年以降の端末に対応し、Siriも搭載され、よりパーソナライズされてきました。AppleWatchを持っていればAutoUnlockによって自動的にロックを解除してくれるみたい。iPhoneとmacをまたいでコピペできる「Universal Clipboard」機能は、それなりに便利そうです。パスワードとかもコピーできてしまいそうなので、ちょっと怖い気もしますが。。。
iCloudとの連携も興味深いです。その名も「Optimize Storage」。SSDになってからディスクが足らなくなることって結構あると思いますが、自動的に使ってないファイルを識別してiCloudにファイルを移動してくれるみたいです。これで劇的にディスクを空けてくれるとか。個人的には一番嬉しい機能追加になりそうです。ただ、移動されたファイルをどうやってみるのかは非常に気になります。
iOSも大きく進化しました。思っていた以上の進化です。ロック画面のUIが大きく変わり便利になります。今まではAndroidでしかできなかった返信などもここからできるようになりそうです。ただ、ログインしていなくてもできてしまいそうなところが少し怖いですね。いろんな設定ができるようになっていることを期待しています。iOS10の一般公開は、大方の予想通り秋頃になるようです。早速Developer CenterにはiOS 10 beta 1が登場し、開発者はダウンロード可能になっています。
開発者にとって嬉しいのはiPhone4sなどを切ってきたことです。詳しくはこちらを参照。まだ発表されたばかりということもあり、情報は錯綜していますが、iPhone4sはUpgrade対象外になることは確定のようです。小さい画面のUIをどうするか悩んでいた開発者は多いのではないかと思います。今後はiPhone5以降をターゲットにできるので、開発をする上では喜ばしいのではないかと思います。
また、サードパーティーアプリケーションでもSiriが利用できるようになるため、便利なアプリケーションがたくさんでてくることが予想されます。どんなAPIに仕上がっているのか私も触っていきたいと思います。
今回の発表では大きく取り上げられていませんが、swiftも5月に3.0系のリリースプロセスが発表されており、次期XCodeで対応される見込みです。おそらく今年後半になるだろうとのことなので、今から楽しみです。